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私の自由時間  

ジュテーム、オスカル

ジュテーム、オスカル_d0353849_18501733.jpeg

白ふくろう舎さんの個展

「ひめぎみたちのいるところ」

で、

ひめぎみの魅力に溺れてきました 113.png






ニヒル牛 石川あるの紹介日誌


5月は薔薇。薔薇は白ふくろう舎!


ひめぎみたちのいるところ


ひめぎみ、後半です





++++




店主あるさんのブログで、


昨年ゲットした
白ふくろう舎さんの画集
『星と花』の中で
密かに気になっていた










イラストの原画が展示される!
と知ってから
ソワソワしていました 177.png




あわよくば、


一目惚れして購入した
ポストカードのイラスト

バンビちゃん&白ふくろうさん 162.png

も、
ステイショナリーか
何かの新作になって

個展に出されているのでは!?

なんて
淡い期待に胸を膨らませながら、
観に行ってきました 110.png




++++




たゆたう



と題されたそのひめぎみは

凛とした眼差しの奥に
深い慈愛と
情熱を感じさせる

神秘的な美しさで
こちらを見つめていました 178.png







あぁ、やっぱり






オスカルだ。。。





オスカーーール


145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png


(CV;アンドレ)




会いたかったよーーーーーーーーー!!






見つめながら心の中で叫んで
ひっそり静かに
盛り上がりました 177.png 164.png






子供の頃、私が心震わせ
憧れてやまなかった
ベルサイユのばらのオスカル 179.png


銀河鉄道999のメーテル同様、
人生観の半分を
もらったと言っても
過言じゃありません。。。



アニメイトでゲットした
ベルサイユのばらの
クリアファイルのオスカルを
時折眺めてしまうくらい、

今でも大大大好きなのです 112.png




youtube TMSアニメ55周年
公式チャンネル


【公式】ベルサイユのばら 第1話
オスカル!バラの運命」
”LADY OSCAR” EP01(1979)





たゆたうに描かれたひめぎみは
軍神マルスとなった
オスカルそのものでしたよ 113.png






あぁ、





オスカーーール






ジュテーーーム

145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png


(CV;アンドレ)




神の愛に報いる術ももたないほど
小さな存在ではあるけれど、

自己の真実のみにしたがい
一瞬たりとも悔いなく
あたえられた生をいきた

人間としてそれ以上のよろこびが
あるだろうか



Vばら 氏サイト

かくありたい


(懐かしい名場面の画像があります!)





オスカルの最期の言葉を
思い出すと胸があつくなります145.png 





++++




思い入れが強いからなのか、

たゆたうは淡いトーンで
色数を抑えたイラストなのに
深い発色を感じさせる
絶妙な色合いは

大きな存在感を放っていました 178.png


他のイラストと
どこか違う風合いが気になって、
在廊されていた
白ふくろう舎さんに
色々お尋ねしました165.png 170.png



すると、

画材だけでなく
作品の制作の背景まで
とても気さくに
丁寧に教えて下さいました 181.png



また

私が一目惚れしたバンビちゃんが
花ケモノさんとの
コラボ企画があった時に
イメージキャラクターとして
描かれたものだということも
教えて頂いて、

こんなにキュートな
キャラクターなのに
個展に登場しないのは
そういうわけだったのかー!

すごく納得しました 177.png164.png



感謝感激雨あられです!

ありがとうございました 162.png




説明を伺って、たゆたうが
一層特別なイラストに
感じられました 172.png




原画でしか

画材の違いによる絵の質感や
発色の絶妙な奥行を
100%マックスで感じる
ことは難しいけれど、


イラストが
美そのものである
白ふくろう舎さんの画集は

プリントで与えられた
新しい美しさも
一見の価値があります!

とにかく素敵なのです 113.png



下記サイトで通販にも
対応して頂けるそうですよ 177.png164.png


白ふくろう舎画集 2019





私とおそろいの画集、

皆さんも
持ってみませんか162.png




++++




ここまで


オスカルへの想いだけで
白ふくろう舎さんの個展を
語ってしまいましたが 105.png

白ふくろう舎さんの作品は
全てが華やかで

美しかったです 113.png



きらびやかなデコレーションが
施された仮面も
細かいアイテムが調和した
オブジェも
キュートなイラストで作られた
マスキングテープや一筆箋も



そして

白ふくろう舎さんご自身も




本当に全てが美しかった。。。





棚から牡丹餅ならぬ
棚からガトーバスクも

(私がご馳走になったのは
サブレブルトン169.png



夜空に輝く満月のように
大きくて 美しくて


美味しかった。。。111.png





美味しいフランス菓子を
最後に頂いて



ガトーバスク
||
フランス
||
フランス革命
||
ベルサイユのばら
||










オスカーーール


145.png
145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png 145.png


(CV;アンドレ)







結びつきが強くなったように
感じています 165.png 170.png






ジェイさんに感謝!ご馳走様でした 110.png






ジュテーム、オスカル_d0353849_23565884.jpg







# by pen2kusa | 2019-06-01 01:11 | 可愛いアイテム

『ソナチネアルバム 21番 アレグロ』弾いてみました。




『ソナチネアルバム 21番』
(F.J.ハイドン Allegro Scherzand)
をピアノで弾いてみました 169.png


++++



今年になって

クラシック曲はハイドンが
続いていますが、


今回も





ハイ!



ドーン




ハイドンを弾いてみました 169.png



++++



ハイドンのHobを調べた時、

資料中のクラヴィーア
という語彙から
ピアノの歴史を調べるに
至ったのですが、

ピアノの歴史だけで
長くなってしまい

鍵盤楽器の発音の仕組みまで
ブログに残すことが
出来ませんでした122.png



なので、

今回のブログに
残そうと思います 165.png 170.png



調べものの
まとめチックな内容です。

お時間ない方は
スルーしてくださいね 124.png162.png



++++



鍵盤を弾いて演奏する

チェンバロ、ピアノ、
クラヴィコード、オルガン、

の音が出る仕組みは
以下の通りです 178.png




まずはチェンバロ 109.png

チェンバロは撥弦楽器なので、

鍵盤を押すと先端に乗っている
ジャックと呼ばれる
薄板状の部品が持ち上がり、

その側面に付けられた
鳥の羽軸などで作られた
爪状のもの(プレクトラム)が
弦を下から上に弾いて音が出ます。

別名ハープシコードとも呼ばれ、
ピアノが普及する18世紀末まで
あらゆる演奏の機会に
用いられました。

特に、
17世紀から18世紀の
合奏音楽には
欠かせない楽器でした。




次は、ピアノ109.png

ピアノは打弦楽器で

鍵盤を押すと
テコの運動を組み合わせた
「アクション」という機構を通して
力がハンマーに伝わって
弦を叩いて音が出るのですが
この時発生する音(振動)は
とても小さいので、

「駒」という部品を通して
スピーカーのような役割を持った
「響板」という板に
弦の振動が伝わり
この板が振動を増幅させて
「ピアノの音」として
聴こえるようになります。




そして、
クラヴィコード 109.png

ピアノと同じ打弦楽器である

クラヴィコードは、

鍵盤を押すと先端に付けられた
タンジェントと呼ばれる真鍮片が
2本の弦をたたいて(押し上げて)
音が出ます。


タンジェントは
駒の働きもするので、
タンジェントが接触する位置で
弦の振動する長さが決まります。

鍵盤を押している間は
タンジェントが
弦を押し上げた状態になり
繊細な音が響き続けます。

指のタッチに非常に敏感で
微妙な変化が
ダイレクトに弦に伝わるので、
鍵盤を押す力を
微妙に加減することで
繊細な強弱やヴィブラートを
つけることが可能です。

音量がピアニッシモから
メゾピアノ程度と小さいので
合奏や伴奏には不向きですが、
最もカンタービレな演奏が出来る
鍵盤楽器です。

バロック・古典派の音楽家だけでなく、
メンデルスゾーン、
リスト、ブラームスなど
ロマン派の音楽家たちも
クラヴィコードを愛しました。





最後はオルガン 109.png

オルガンの種類には、

パイプオルガン(管楽器系)、
リードオルガン(ハーモニカ系)、
ハモンドオルガン(機械+電気式)、
電子オルガン(電子式)
などがあります。

これらのオルガンは
発音原理は全く異なりますが、
どのオルガンも
正弦波に近い音を作り
それらを倍音列に従って
合成する事で音色を作っている
という共通点があり、
そのような音色を奏でる楽器が
オルガンと呼ばれています。

ここでは、
紀元前ギリシャ時代の
水圧オルガン「ヒュドラウリス」が
原型と考えられている
パイプオルガンをみてみましょう165.png 170.png



パイプオルガンは、
加圧した空気(風)を
鍵盤で選択したパイプに送り
空気を振動させることで
音が出ます。


発音の主体であるパイプは、
主に錫(スズ)と鉛の合金や木材で
作られますが、

パイプは1本につき
決まった高さの音ひとつしか
出せないので
出したい音の分だけ
パイプが必要です。

ある音色を
低い音から高い音まで
56鍵分出したいなら
56本のパイプが必要で、
トランペット系の音色、
フルート系の音色と、
音色を3つ揃える場合には、
56×3で168本
要ることになります。

出せる音色を増やすほど
パイプの本数は増え、
必然的に楽器は巨大になります。

実は、パイプオルガンは
正面に見えている整然と
美しく並んだパイプ以外にも、
大小様々な沢山のパイプが
見えないところに
隠れている楽器なのです。


これら膨大な数のパイプは、

パイプに吹き込む風を制御する
風箱(かざばこ)という箱の上に
逆さまにした状態で
ずらりと立てられ、

鍵盤を押すと
その鍵盤に対応したパイプの
歌口(うたぐち)の弁が開いて
風箱からの風が送られ、
音が出るのです。


パイプは発音の方式から、

「縦笛方式」のフルー管と
「ハーモニカ方式」のリード管
の2種類に分けられます。

フルー管は
リコーダー(縦笛)のように
パイプ自体が響くことで
音を出し、

リード管は
クラリネットのように
リードが振動することで
音を出します。


鍵盤に対応した
一揃いのパイプ列には
それぞれに名称が付けられ、
ストップと呼ばれる
選択機構によって
使う音色が選択されます。


パイプオルガンは
ルネッサンス期には
ほぼ現在の形になり、

中世の頃から教会の礼拝堂に
設置されるようになりました。



カトリック

東京カテドラル

関口教会




のホームページに、

パイプオルガンについて
以下のような記述があります。



また教会の公文書において
「パイプオルガンは、その音色が、
教会の祭式にすばらしい輝きを添え、
心を神と天上のものへ高く掲げる
伝統的楽器として
大いに尊重されなければならない
(「典礼憲章」120)」と述べています。
そして、
「楽器は、歌の伴奏としても
楽器だけの演奏としても、
典礼祭儀にとって非常に大切なもの
と認められる
(「典礼音楽に関する指針」62)」
というように、
典礼という公の「祈り」
のための物と考えております。



パイプオルガンは単なる楽器ではなく、
礼拝や讃美歌と同じように
神に祈りを捧げる役割を持って、
教会で演奏されてきました。

そのため、オルガン曲は
宗教曲(キリスト教)が多いのです。




++++




以上から分かるように、

鍵盤楽器は
外観は似ていながらも
発音の仕組みは
全く異なるものとなっています 169.png


もちろん、音質も全く違うし、
最適な演奏方法も。。。



作曲された時代の
楽器事情や演奏方法を深く考えず
練習してきた
これまでの自分を反省です 119.png




最後まで読破してくださった方、
ありがとうございました 172.png


お疲れ様です 181.png




『ソナチネアルバム 21番 アレグロ』弾いてみました。_d0353849_23565884.jpg





# by pen2kusa | 2019-05-29 19:54 |  音 楽 

『ソナチネアルバム 13番3楽章』弾いてみました。




『ソナチネアルバム 13番3楽章』
(F.J.ハイドン Op.30-3/Hob.XVI:35 )
をピアノで弾いてみました 169.png


++++



ホーボーケン番号について
ブログを書いた折、


クラヴィーアという言葉を
調べる途中で
以下の記事をみつけました。





J. ハイドンのクラヴィーア音楽
─フォルテピアノとの関わりを中心に─

芹 澤 尚 子著


そこには、
次のような記述があります 178.png





フォルテピアノ Fortepiano」について、
テュルクは、1789 年に出版された
彼の著書『クラヴィーア教本』の中で、
次のように述べている。

「フォルテピアノは、小型のフリューゲルの
形をしているが、小さなハンマーによって
打ち鳴らされる。現在多くの種類がある
この楽器では、クラヴィーア
[ここではクラヴィコードの意]
の場合と同じく、打鍵の強弱だけで、
したがってストップを使わなくても、
音を強くしたり弱くしたりすることができる。
小さくて新式のフォルテピアノのなかには、
クラヴィーアの形をしたものもある。」

テュルク『クラヴィーア教本』
(Daniel Gottlob Türk,
Klavierschule oder Anweisung zum
Klavierspielen fürLehrer und Lernende,
mit kritischen Anmerkungen;
Leipzig und Halle,
1789 訳:東川清一 春秋社 2000)
pp. 5-6(1)



++++



フォルテピアノとは
どんな楽器なのでしょう。


そもそも、

現在のピアノが完成するまでに

鍵盤楽器にはどんな歴史が
あったのでしょうか?



調べてみました 169.png


忘備録として
ブログに残したいと思います 177.png164.png



++++



Wikipediaによると


フォルテピアノは、
18世紀から19世紀前半の
様式のピアノを

20世紀以降のピアノと
区別する際に用いられる呼称で

これに対して
現代のピアノを特に指す場合は
モダンピアノ
という呼称が用いられる



とあります。



ピアノの原型は

メディチ家に仕えていた
イタリアのチェンバロ製作者、

バルトロメオ・クリストフォリ


(1655~1731)
によって創り出されました177.png164.png



当時の鍵盤楽器は

オルガンやクラヴィコードと共に
チェンバロが主流でしたが、

チェンバロの音が
強弱の変化に乏しいことを
不満に思ったクリストフォリは、

弦を爪ではじいて鳴らす代わりに
ハンマー仕掛けで
弦を打って鳴らすという
現在のピアノにつながる
メカニズムを発明し、

このメカニズムを備えた楽器を


「クラヴィチェンバロ・コル
・ピアノ・エ・フォルテ」

(弱音も強音も出せるチェンバロ)

と名付けました173.png



やがてこの名前が
「ピアノ・フォルテ」や
「フォルテ・ピアノ」
と略されるようになり、

「ピアノ」
という呼称になったのですが、


クリストフォリが発明した
このピアノは

現在のピアノが備えている
ほとんどの機構を
備えていながら、
音色は大きく異なり
チェンバロに近いものでした。


『弱音も強音も出せるチェンバロ』

なのだから、
音色がチェンバロなのは
当然といえば当然ですが。。。105.png




イタリアではクリストフォリの
仕事の後継者は現れず、

その後

ドイツのオルガン製作者
ゴットフリート・ジルバーマン
1683-1753)
によって

クリストフォリの発明が改良されて
新しいピアノが創られました177.png164.png


実は、

18世紀後半のフランスでは、
ピアノは
クリストフォリではなく、
ジルバーマンが発明したと
考えられていました。


19世紀後半に研究が進んで
誤解は解かれ、

20世紀後半の古楽復興運動の中で
クリストフォリの楽器は
絶賛され正しく認識されるように
なりましたが 165.png 170.png



ジルバーマンが製作した
フリューゲル(鳥の羽、翼)の形をした
大型のピアノフォルテは
プロイセン王国の
フリードリヒ大王に献上され、

かの大バッハ(J.S.バッハ)が
ポツダムの宮廷に
フリードリヒ大王を訪ねた時
大王の求めに応じて
ジルバーマンのピアノで
与えられたハ短調のテーマ を
即興演奏をした
という記録があります。

その時に弾いたのが、
《音楽の捧げ物》の第1曲
「3声のリチェルカーレ」
だとか。



EuroArtsChannel youtube

Bach – Ricercar à 3, BWV 1079
(Sigiswald Kuijken, Barthold Kuijken)



ハ短調を即興で
こんな風に弾けちゃうなんて、
さすがバッハ!

羨まし~い 169.png





さらに


ジルバーマンの弟子と伝えられる
ヨハン・アンドレアス・シュタイン
(1728‐1792)
が、

複雑な構造やタッチの違いが大きい
クリストフォリ・ジルバーマン式
ハンマーアクションの構造は継承せず、

ジルバーマンのピアノの
メカニズムに
新たな改良を加えた
プレルツンゲン・メヒャーニク
と呼ばれる
微妙で反応の敏感な
アクションを開発して
ピアノを創りました177.png164.png

このアクションが
ドイツ式、
後のウィーン式です。


シュタインは1777年に
ウィーンを
訪れた際、

フォルテピアノとチェンバロが
両方組み込まれた

対面式のフリュ-ゲル

宮廷にプレゼントしました。

モーツァルトは
同じ1777年に、
アウグスブルグ(ドイツ)で
シュタインのフォルテピアノを見て、
完全に魅了され、

父親宛てに
こんな手紙を送っています。

「シュタインの仕事を見て
いないうちは、ぼくは
シュペートのピアノが
一番好きでした。でも
今では、
シュタインの方が
優っていると
言わざるをえません。」



また、

シュタインのピアノに取り入れられた
エスケープメントについても
モーツァルトは
父親宛ての手紙でこう述べています。

「エスケープメントなしの
ピアノ・フォルテでは、
打鍵したあとで雑音が出たり、
音がのこって震えたり
しないようにはできません。
彼の楽器では、打鍵したあと、
鍵盤を押さえていようと離そうと、
ハンマーは弦を打ったあと
すぐ落下するのです。』



シュタインのピアノは
軽快なタッチと音が特長で、
モーツァルトは
このピアノの音色を愛し、
多くのピアノ曲を書きました178.png



ジルバーマンの12人の弟子たちは、

ジルバーマンの死後
ヨーロッパ全体が
戦乱に包まれたため、
戦火を逃れてイギリスへと渡ります。

グランドピアノ制作の舞台は
イギリスに移っていくのです。



イギリスで

ジルバーマンの弟子と伝えられる
ヨハネス・ツンペ
( ? - 1783)が、
やはり複雑な
クリストフォリ・ジルバーマン式
ハンマーアクションの構造は継承せず、


ハンマード・ダルシマーという
打弦楽器から発想を得た
単純なハンマーアクション、
初期イギリス式アクション
を開発して
新しいピアノを創ります177.png164.png

クラヴィコードに
ハンマーアクションを装置した
スクウェアピアノです。



スクウェアピアノは
名称のごとく
横長の直方体の形で、

長方形のケース内のハンマー上部に
弦が斜めに張られ、
長辺に鍵盤、短辺の洞内に響板
があるピアノです。


J.C.バッハ(大バッハの末息子)が
1768年にイギリスで
初コンサートを行った時に
スクエア・ピアノを使用したことで
このピアノに対する名声が高まり、

チェンバロより格段に安価で
スペースを取らないこともあって、

18世紀後半のイギリスで
スクエア・ピアノは大流行して、
家庭にピアノが
普及していきました165.png 170.png


イギリスで出版される
鍵盤曲の楽譜では、
それまでの
「ハープシコードのための」
という文言が、
10年以内に軒並み
「ハープシコードまたは
ピアノ・フォルテのための」
に置き換わるほどでした。

この
「ピアノ・フォルテ」は
ツンペのスクエアピアノを
指しています。



さて、ここで
「イギリス式」と「ウイーン式」の
違いをみてみましょう 169.png


まずハンマーが弦を打つ
発音の仕組みですが、

「ウイーン式」(跳ね上げ式)が
鍵盤を押し下げることによって
鍵盤と連結したハンマーを跳ね上げて
弦を打つのに対し、

「イギリス式」(突き上げ式)は
鍵盤を押し下げることによって
鍵盤と連結していないハンマーを
下から突き上げて弦を打ちます。


次に音の色彩ですが、

「ウイーン式」はハンマーが小さく、
鍵盤の深さも浅いので、
軽快で明るい音色になります。

一方「イギリス式」はタッチが重く、
鍵盤も重いので、重厚な和音を
奏でるのに適した音色になります。


下記youtubeの動画で、

同じフレーズを
「イギリス式」と「ウイーン式」で
演奏した時の音色の違いが
紹介されていました 178.png






# by pen2kusa | 2019-05-17 20:33 |  音 楽 

ハンドメイドとか音楽とか
by ペンペン草(*'-'*)

©2002ぺんぺん草(*'-'*)

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